5-50.昭和12年・日光みやげ 2 ← ・ → |
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昭和12年よりも古いと思われる絵葉書がありました。 表紙には《華厳瀧 滝壺絵葉書 五枚一組》と印刷され五郎平茶屋のスタンプも押されています。 年代は不明ですが、日光東照宮と思われる写真と、霧降の滝の写真がありました。 また中の絵葉書表には《郵便はかき》と“か”の文字でしたので、少なくても郵便物の表記が“はがき”と変わった昭和8年以前のようです。
下は左が《白雲橋と鵲橋》で、右が《明智ケ岳ヨリ華厳及白雲瀧遠望.》とのタイトルが付いています。 鵲橋(カササギバシ)とは、かつて遊歩道として整備された橋で、白雲滝の前にかかっていた橋です。 昭和25年にコンクリートの橋に架け替えられましたが、現在は立ち入り禁止となっています。 また明智ヶ岳とは、現在の明智平のようですが、ロープウェーが通っており、現在も古い写真のような景色を楽しむ事ができます。
下は《華厳滝壺ヨリ五郎平茶屋遠望》と《華厳滝壺》の2枚ですが、このように滝壺の少し上に五郎平茶屋があったようです。
そして下が日光東照宮にある陽明門です。 撮影の年代は不明でしたが、日本を代表する門のひとつで、一日中見ていても飽きない事から日暮らし門とも言われ、国宝に指定されています。 日光東照宮は、徳川家康公の廟所で創建は1636年になりますので、370年以上も前の建造物になります。 祖母の実家に近いことから、日光方面には何度か訪れていたようですが、現在ではこの東照宮や二荒山神社、輪王寺などが世界遺産にも指定されています。
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