昭和からの贈りもの 第6章 昭和13年〜16年 東京外国語学校時代の記録

 6-5.昭和13年頃・軍事演習 2   ・ 


昭和13年頃・軍事演習
軍事演習の写真の中に、上のようなものもありました。
休憩中にはこうして銃口を合わせるように並べていたそうですが、下にも銃が置いてあるのが判ります。
その数全部で30丁を超えるようです。

この演習の数年後には伯父も戦地へ赴く事になりますが、軍事演習もますます厳しさを増していったそうです。


右上は銃を担いで行軍しているようですが、このような時も後ろから写真を撮っていたようです。

そして下は電車や汽車で移動する時のようですが、車体には【外房】という文字も見えます。
としますと、習志野錬兵場へ向かう時のものでしょうか?


習志野錬兵場は、現在は陸上自衛隊 習志野駐屯地として、千葉県習志野にあります。
この演習場の歴史は明治維新後からで、東京から近い事もあって陸軍の演習が度々行われましたが、軍隊時代の【昭和17年・習志野練兵場】にも、習志野練兵場の写真が写っています。
 
また習志野の地名は、明治天皇が命名したもので、現在も船橋市には習志野地名発祥の地とも言われる《明治天皇駐蹕之処の碑》があります。


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