昭和からの贈りもの 第6章 昭和13年〜16年 東京外国語学校時代の記録

 6-28.昭和15年・皇紀2600年   ・ 


皇紀2600年記念式典会場前にて/昭和15年

皇紀2600年記念式典会場/昭和15年

昭和15年・宮城の記念式典会場/ウィキペディア
学生服に学帽を被り、直ぐに大学時代の写真と判ったものの、当初は何時で何処で撮った写真かは不明でした。
が、他の写真の中で、下の写真のように、同じ模様の幕や建物が見つかり、その中に二千六百年と読める文字が見えました。


二千六百年とは皇紀2600年の事で、式典と言う事は、昭和15年11月に国を挙げて開催された皇紀2600年の記念式典の事と思われます。

また、他の資料の中に《昭和15年11月10日 宮城で盛大な式典が行われた》という記載があり、その式典が行われた建物が、写真に写っているものと同じ建物のようでした。

左の写真もこの時の宮城の記念式典会場の様子ですが、確かに屋根の形や幕の模様が同じです。

こういう事から、大学から近い宮城こと皇居で行われた式典に、旧友と一緒に言った時に撮った写真である事が判りました。

下の写真も同じ会場のようですが、紅白幕らしき向こうには、人々が歩いているようです。
とすると、式典会場の裏手から撮ったようです。
裏手には人が全く見えませんが、どうやって裏手に入ったのかも不思議です。

宮城の皇紀2600年記念式典会場/昭和15年

←BACK ・ NEXT→

昭和の出来事(昭和13年昭和14年昭和15年昭和16年

昭和からの贈りものTOPへ

お星さまの贈りものTOPへ