7-19.昭和17年・召集令状 ← ・ → |
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平成24年5月17日に旅立った伯父の遺品を整理していたら、小机の引き出しの一番奥から小さな紙が出てきました。 開けてみると【現役兵證書(現役兵詔書)】の題名で【本郷聯隊區司令官(本郷連隊区)】からのものでした。
つまり軍隊へ配属される【召集令状】のようです。 本郷連隊区とは戦時中の大日本帝国陸軍の連隊区の一つで、東京市の本郷区、浅草区、下谷区等と埼玉県の一部が管轄区でした。 東京市には他に麻布連隊区があり、麻布区、日本橋区、赤坂区などを管轄していました。
そして裏面には次のように記載されています。
現代風にまとめると
この詔書が届く前の昭和17年1月8日に伯父は横濱正金銀行に入社しましたが、その1ヶ月後には軍隊に入隊する事になったという証でもあります。 本来ならまだ大学生活の最後の4年生生活を迎える頃でしたが、最初の学徒出陣によって卒業を3ヶ月間早め、軍隊に一足早く召集されたことになります。 そして軍隊に入隊した事で、伯父のその後も大きく変わることとなりました。 |