昭和からの贈りもの 第3章 昭和2年〜昭和5年 尋常小学校時代の記録

 3-29.昭和5年・冬   ・ 


昭和5年冬

前頁と同じ服装の伯父ですが、胸には光るボタンが並び、今は見かけないようなおしゃれなコートです。

いつもの2階物干し場のようですが、南向きで日当りがよいのが判ります。
顔立ちからしますと、昭和5年の小学6年生頃と思われますが、物干し場の下の屋根には雪が積もっているようです。
現在と異なり、昔は東京にも度々雪が降っていたようで、伯父の写真の中にも積雪の写真が何枚か残っていました。


四男と五男の父/昭和5年冬

こちらの写真には昭和5年との記載があります。
当初はこのようなアッカンベーの写真は近所の子供たちの写真と思っていたのですが、テレビの収録で上記写真を放送したいとの依頼があり、その後放送された際に伯父と一緒に番組を見ていると
「おおっ!宏と脩司だ!」
と伯父が言いました。
という事は四男の伯父と五男の父という事になります。
普段はとても真面目だった父からは、全く想像もできないアッカンベーの姿です。

放送された内容によりますと、かつて毛糸湯伸器という縮れた毛糸を1本ずつ伸ばす道具が使われていたそうです。
陶器製の道具でヤカンの口に湯伸器をはめて、湯気で毛糸を伸ばすという道具です。
かつては毛糸は貴重なもので、着れなくなったセーターなどは毛糸をほぐし、1本ずつ湯伸器で伸ばし、再びセーターなどを編んでいたそうです。
2011年9月25日日本テレビ系で『ザ!鉄腕!ダッシュ!!』でこうした内容と共に上記写真が掲載されました。

まさかこの表情の子供が父の昔の姿とは思っていませんでしたが、真面目な父の80年以上も前のこうした子供らしいポーズをしている事に思わず笑いがこみ上げてきました。




伯父宅の床の間

こちらは伯父の家の床の間ですが、大きな木製の火鉢が2つ見えます。
この頃《暖を取る》といえば、もっぱら火鉢だったようです。
木造の家ですので、隙間風も入り、今のように暖かくはなかったそうですが、それが当たり前の時代でしたので、あまり寒いとは思わなかったようです。


床の間の写真を拡大しましたら、お供えのお餅のようなものが写っていました。
と言う事は正月飾りなのかもしれませんね。


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